2020年01月05日

2020年年頭の御挨拶

明けましておめでとうございます。
穏やかな年明けとなりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて日月美術館では「日本の白」と題しまして柿右衛門の白、濁手について探ってきました。400年以上に渡り受け継がれ追及されてきた白素地への想い。歴代の作品を年譜と共に並べてみると、作品の向こうに様々な光景が浮かんで見えてきます。

じっと静かに見つめるのもいいし、壺の前で感じた気持ちを談議するのも面白いかもしれません。

13代酒井田柿右衛門 濁手 草花文花瓶
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14代酒井田柿右衛門 濁手 秋草文瓶
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15代酒井田柿右衛門 濁手 藤文皿
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2016年11月13日

壺中日月長し

Time flies.
早いもので今年も11月。紅葉の便りを聞くころとなりました。
朝晩の冷え込みに冬の到来を感じます。

先日、矢合さんの色彩豊かな焼き物から、高見澤さんの染め付けの器へと
展示替えをいたしました。
自然の草花をモチーフにした陶器に施された藍色。
その濃淡が何とも優しく映ります。
古伊万里をそのまま写した豆皿は、ひとつひとつ手にのせてみたいほど愛らしい。
お皿やお茶碗は、何を盛り付けようかな、こんな風に使おうかなと、
色々とアイディアが浮かんできます。

高見澤さんの工房は八ヶ岳の麓、穂坂の葡萄畑の中にぽつんとあります。
その雄大な自然の中で、土をこね、筆を走らせている姿を想像してみました。
壁に掛かっていた壺中日月長の禅語が印象的でした。


麻の葉文楕円なます皿
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牡丹唐草文長皿
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花唐草文筒猪口&ソーサー
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2016年05月22日

青葉の候

”目には青葉に初鰹” 
新緑が目に鮮やかで爽やかな季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて初回の山梨陶磁「鶴田善紀展」、たくさんのファンのお客さまに来ていただきました。
ありがとうございました。
5月より山梨陶磁 第2回展「矢合直彦展」を開催しています。
フレスコ画の技術をもとにした、粉引に色付けする独自の技法で制作された陶器を紹介しています。
ふくろうなどの動物をモチーフにした陶器や日用雑貨もあり楽しい空間になりました。
矢合さんの優しさあふれる色使い、ユニークな目のつけどころ、ご覧ください。

ふくろう
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銀彩ポット
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絵皿 春
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