2013年12月22日

年の瀬に寄せて

今年もあとわずかになりました。
皆様にとっての平成25年はどんな年だったでしょうか。
富士山の世界遺産登録、2020年の東京オリンピック決定、そして和食の無形文化遺産登録等、good newsに日本中が沸きました。暑い暑い夏も忘れられない記憶です。

さて今回は「和食」について考えてみました。和食が無形文化遺産に・・といわれても、漠然過ぎてイメージがわきません。浮かぶのはお寿司、てんぷら、会席料理等々。ですが今回登録されたのは個別の料理としての和食ではなく、
和食全体にまつわる「食の文化」が無形文化遺産として評価されたということです。
和食というと海外でもhealthy dietとして評価されています。四季折々の食材と器で季節感を出しもてなします。地方独特の食生活があります。自然を尊重し、年中の祭事や生活の中で受け継がれてきた「文化」なのですね。

日月美術館では日本の伝統食器展をテーマに、今回は蓋つきの飯茶碗の数々を紹介しています。温かいご飯にお味噌汁、そして漬物があれば・・これも日本の文化ですね。

当ホームパージをご覧いただきありがとうございました。
来年は午年です。皆様にとりまして良い一年でありますように。

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posted by スタッフ at 12:42| Comment(0) | 日記

2013年09月15日

九月に入り空の色や雲の形に秋を感じるようになりましたが、しかしいつまでも暑い!です。
地球温暖化が問題視され、地球のあちこちで歴史上はじめての・・・といった記事を目にします。アメリカのDeath Valley では今年50度上を記録し、自然熱でフライパンの上の卵が目玉焼きになった映像を見ました。
ここ山梨でも今年40度を超えた暑さを経験しました。
そして7年後の東京オリンピック開催が決まり、益々暑さ冷めやらぬ・・ですね。

さて時代は宋へと進みます。宋代になる中国各地で窯が発展し、現代につながる技術や様式が確立しました。
定窯の白磁、景徳鎮の青白磁、耀州窯・龍泉窯の青磁というように各窯それぞれの特徴を持つ焼き物が大量に焼かれました。


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天目小碗 建窯
posted by スタッフ at 13:41| Comment(3) | 日記

2013年07月21日

唐三彩

Time flies. 早いもので7月も終わろうとしています。梅雨明けとともに39度を超える暑さを経験しました。
今は少し落ち着いて32,3度です。平年では猛暑なのでしょうが、涼しく感じます。
いよいよ夏本番、富士山がユネスコ世界文化遺産に登録されたこともあり、
山梨県内は様々なイベントが企画され盛り上がっています。
こと富士五湖周辺はかなりのにぎわいのようです。

さて時代は唐代へと進みます。律令制が布かれシルクロードを通して異国との交流も盛んになり、華やかな貴族社会が300年ほど続きました。
当時唐は世界最大級の都市として栄えました。
8世紀前後の唐代では白、緑、褐色の三色に色付けされた陶器が盛んに作られ唐三彩と呼ばれています。
ほとんどが明器として作られ、この時代の華やかさや異国趣味がうかがえます。


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             三彩花口小壺 58g 

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           緑彩貼花卯形四耳壺 370g



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